Ex Shifterは、電気や油圧のアシストを一切使用していません。つまり、完全機械式を採用しているわけです。
完全機械式とした理由は二つあります。
一つは、F.I.A.やA.C.O.といった国際的レースのレギュレーションを満たすためです。
F.I.A.やA.C.O.では、シフト部分の電気制御は禁止されています。よって、実際にレースで使用することを目的とした場合、完全機械式でなければこれら国際レースへ参戦することはできません。
二つめは、ドライバーのフィーリングを大切にするためです。
Ex Shifter開発時には、シフト操作の重さやシフトストローク量増大といった問題を解決するため、アシストを取り付けることも考慮していくつかのテストを行っています。しかし、その都度問題となってきたのは、シフトタッチの微妙な不自然さとわずかなシフトの遅れでした。サーキットでクルマを限界コントロールするとき、こういった微妙なフィーリングの差がドライビングに制限を与えてしまうものなのです。それは、ドライバーがより速く走りたい、より早くシフトしたいという高次元のレベルを求めれば求めるほど、顕著になってきます。そこで、Ex Shifterはドライバーのフィーリングを大切にするという選択をしました。
このように、レースでの使用を最終ハードルと考え、トライ&エラーを繰り返してきたEx Shifterのこだわりは、レーシングパーツとして実践的であることなのです。
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